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株式会社金市商店 新事業ブランディング

ミード文化を日本に広げる1本を造る、老舗蜂蜜屋の挑戦。

株式会社金市商店 新事業ブランディング

「日本一の蜂蜜屋」を目指す老舗蜂蜜屋が、ミード専門醸造所設立を決意。
株式会社金市商店様は、1930年創業の蜂蜜を専門に扱う会社です。
国内外の養蜂家から蜂蜜を直接仕入れ、商品開発や製造をされており
「蜂蜜専門店ミールミィ」の運営のほか、全国のスーパー、百貨店に蜂蜜製品を卸売りされています。
3代目である市川社長は、ハニーハンターとして世界各地の養蜂家を直接訪ね、年間300種類以上の
蜂蜜を食べながら「日本一の蜂蜜屋」を目指して日々蜂蜜の可能性を追求されています。
世界最古のお酒ともいわれる蜂蜜酒(ミード)の製造もされており、京都・城陽酒造様と共同開発されていました。
「もっと多くの人にミードを知って楽しんで欲しい」との想いから、京都で唯一となる
ミード専門「京都蜂蜜酒醸造所 」の新規事業について、他社様の紹介でご相談をいただきました。
「これが蜂蜜から造ったお酒だ」と言える王道ミードへ
ヒアリングを進める中で、当社がご提案したのは、ブランド構築ワークショップの実施、商品パッケージ、ロゴデザイン。
ブランド構築ワークショップでは「ターゲティング」「ペルソナ」「ブランドアイデンティティ」など
様々なSTEPを通して、京都蜂蜜酒醸造所としてのブランドの軸を確立していきました。
ペルソナには、新しい趣向を持つZ世代の男性がターゲットに設定されました。
掲げたブランド・アイデンティティは、「新発見とワクワク体験の京都ミーダリー」
蜂蜜屋だからこそのこだわりで、「これが蜂蜜酒だ」と自信をもってお届けできる王道ミードを目指して
名付けられた新ブランド名は「The MEAD」
「ミード文化を日本に広げる1本を造る!」という強い決意と使命が込められています。
蜂蜜の専門家であるハニーハンターだからこそできる、オリジナルの国産蜂蜜を使用して醸造されています。

ロゴマークデザインは、蜂と原料となる花そして、グラスを掛け合わせた京都らしい
和を感じさせる家紋風デザイン。
羽、花びらに当たる部分はインフィニティで描き、ミードの無限の可能性・繁栄、そして
お客様との繋がりが広がっていくよう願いを込めました。
ふくよかに広がる花と蜂はミードの味の濃厚さ、まろやかさを表現しています。
ロゴタイプは、少し滲みを持たせ、この場所で手作りしているという人の温もり感を高めています。
ミードの日に「京都蜂蜜酒醸造所 」グランドオープン!
飲んで学べるミード専門の醸造所「京都蜂蜜酒醸造所 」は、京都・丸太町にある
築約100年の京町家を改装し、2024年3月10日「ミードの日」にグランドオープン。

7月には、クラウドファンディングにて、目標額の1051%を達成した初醸造酒
「The MEAD“First” (ザ・ミード ファースト)」がリリースされ、
10月に「The MEAD」そして、大阪・関西万博へ向けた
関西ミードシリーズ「The MEAD京都」も続けて販売開始されました。

2025年1月には、シリーズ第2弾として、大阪府柏原市で採れたさくら蜂蜜でできた
「The MEAD 大阪桜」が発売され、各商品すでに多くのお客様よりお問合せいただき
社長様からは嬉しいお声をいただいています。

サロンも併設され、ミードの魅力を知ってもらうためのイベントや
セミナーが不定期で開催されています。

デザインの評価では、「日本タイポグラフィ年鑑2025」
ロゴタイプ・シンボルマーク部門にて入選しました。
今後も「The MEAD」が愛され続けていただけるためのブランド作りを
お手伝いさせていただきます。
PRODUCER:
Nobuyuki Muro
PLANNER:
Satoshi Matsumoto
DESIGNER:
Sayaka Hashimoto