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株式会社安曇野ミネラルウォーター リブランディング

自然が紡ぐ豊かな安曇野の水を、世界に広めたい。

株式会社安曇野ミネラルウォーター リブランディング

地元の誇りを未来へ、ミネラルウォーターの新章。
mineの発売後しばらくして、新井社長よりご相談を受けました。
(mineプロジェクトについては、上記サイトリンクよりご確認いただけます)
それは、主事業である2リットルの「安曇野ミネラルウォーター」をリブランディングすること。
新工場の増築に向けて計画が進行される中で、〝自社ブランドとして価値を上げていきたい〟
そのような想いをお持ちでありました。
そこで私達は、シュンビン独自のブランド構築ワークショップ「らしさブランディングラボ」という
サービスをご提案。デザイナー笠井を中心としたクリエイティブチームが、
キックオフからローンチまで、お客様の事業全体を見渡しながら
伴走し、研究所のように、息の長いブランドを作り上げていくようなサービスです。
安曇野ミネラルウォーターを紐解く。
まず初めに市場調査を進めていき、様々な観点からデザインコード分析を作成。
どのように競合と差異化していくのか、というところを
安曇野ミネラルウォーター様と認識を合わせていきました。
メインターゲットは「自分の価値観を大事にしつつ、家族にとっても
いいものをきちんと選んでいたいライフスタイリスト」に制定。
何度も協議を重ね、「はつそら」という社員様が生みだしたネーミングに決定しました。
元日の朝の空という季語「初空」に由来しています。
そして、北アルプスの空は同じものがなく、常に美しい。
ペルソナ、ブランドプロセス、企業姿勢に共通して連想される
「空」「清々しさ」「まっすぐ」「透明さ」
これらを「はつそら」で表現しています。

ロゴタイプは、縦書きにレイアウトされ、上へ向かうようなフォルムによって
「はつそら」という商品名が持つ清々しい印象を表現。
パッケージデザインは2つの意味が込められています。
1つ目は、商品特性や消費者にとってのベネフィットとしての意味合いを含めたパターンデザイン。
2つ目は、安曇野の地域性とミネラルウォーターを象徴するパターンデザインが組み込まれています。
北アルプスの雪解け水の恩恵によって生まれた、安曇野ならではの個性を感じていただけるようなデザインとなりました。
新工場の稼働と共に、はつそらが幕を開ける。
新工場は、2024年10月に竣工式が開催されました。安曇野ミネラルウォーター様は、新工場の建設により
生産能力を約2倍に増強し、製造エリアには、約50mもの巨大な壁画アートを導入するなど
品質向上と従業員の働きやすさを追求された革新的な取り組みをされています。

「はつそら」はその新工場にて生産され、取扱店舗にて順次販売が予定されています。
安曇野の誇る自然資源価値を広めることで、地域の発展や、限りある水と人という資源を
生かし、守りながら事業を展開し、人々の希望の星となることを目指されています。
今後も引き続き、身近なパートナーとしてサポートさせていただきます。
PRODUCER:
Takahide Toyonishi
DESIGNER:
Hisamichi Kasai