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GreenkBlueプロジェクト ブランディング

「未来を変える 小さな行動。」を合言葉に、生まれ変わった大豆洗剤

GreenkBlueプロジェクト ブランディング

ガソリンタンクと誤認されていた大豆洗剤の新たな道筋
トラストエイド様は、グループの会長である岩田秀士様が何か世の中や人の為になる事業はないか、
関わった人々が喜んでくれるような会社は作れないかという想いから、福祉事業のコンサルティング会社としてスタート。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で売上が減少したことにより、新規事業を模索されていました。
そこでフォーカスしたのは、天然由来の大豆洗剤です。

様々な大手企業の技術顧問を兼務していた故・中川工学博士が立ち上げたウィット社との親交を活かして、
大豆洗剤を使用したブランドを作れないかと考え、お問い合わせをいただきました。
既存商品は見た目がガソリンタンクと誤認されてしまうこと、
様々な用途があることから顧客が混乱するリスクがありました。
そこで、新しいブランド立ち上げることを目的として、「ブランド戦略検討会」を実施しました。
使いながら、サスティナブルな生活を実現できるブランドへ
ペルソナとして「自分のルールをしっかり持ったナチュラル系ママ」を設定し、
掲げた旗(ブランド・アイデンティティ)は「使いながら、サスティナブルな生活を実現できるブランド」です。
ブランドネームは、「Green Link Blue(=地球)」を省略した、
「GreenkBlue(グリンクブルー)」とトラストエイド様が命名。

ロゴデザインは緑と水が自然のなかで繋がり、命になるイメージを一筆書きの鳥のイラストで表現しました。
ハートの形を模しているのは他者や地球への愛、優しさを意味しています。
ロゴタイプはマーク同様丸みを活かした柔らかいデザインです。

合言葉は「未来を変える 小さな行動」を掲げ、テストマーケティングとして
第一弾の「アウトドア洗浄剤SOYCLE(ソイクル)」にてMakuakeを実施。
第二弾として美容石鹸の商品化も並行して行いました。
Makuake実施後、拡がり続ける認知
Makuakeは目標支援金額の343%を達成しただけではなく、新規顧客の獲得にも成功。
静岡県立朝霧野外活動センター様、日本キャンプ協会様、大阪府キャンプ協会様などの業界大手が卸先として決定。
新たな引き合いをいただき、自社での営業活動も着実に範囲を広げています。
また、人気キャンプYouTuber様にもご紹介をいただくなど、一般ユーザーへの認知も進めています。

私たちにお問い合わせいただいた際には、大豆洗剤の原液しかありませんでした。
半年を経たずして事業計画の作成からブランドの立ち上げに留まらず、
キャンプ場の買収や岐阜での広大なキャンプ場を含めたアウトドア関連施設の建設を計画、実行に移しています。

「将来の地球環境を心配して、天然由来の大豆洗剤を開発した故・中川博士の想いを広めたい」
というトラストエイド様の情熱と行動力が、世の中に受け入られている原動力だと感じています。

戦術に該当するデザインから着手するのではなく、一度原点に立ち戻って、戦略に該当する「誰に」、
「自分たちが届けたい本質的な価値」を届けたいのかを納得するまで考えて、お客様自らが
答えを生み出したことがポイントです。

トラストエイド様は、原材料を使用されて実感したご経験と、故・中川博士の想いが
本当に必要な方々へ届いていない危機感を真正面から受け止めて、真摯に向き合いました。

「自分たちが届けたい本質的な価値」を明確にしたことで、ブランドコンセプト、
ブランドストーリーが強固になり、ペルソナにわかりやすく、かつトラストエイド様も自信を持って
プロジェクトを進めることができているのではないでしょうか。
PRODUCER:
Takahide Toyonishi/ Mikihisa Mitsui
PLANNER:
Makoto Hada
DESIGNER:
Noriko Matsushita
WEB DIRECTOR:
Hisashi Kobayashi
WEB DESIGNER:
Noriko Matsushita