PRESIDENT BLOG
これは中村天風さんの言葉ですが、今のコロナの世相の中で大変重要な考え方です。こういう全世界的な影響を与える社会的な出来事があると、評論家が増えます。
特にテレビなどのコメンテーターとかも、どこで仕入れた知識かはわかりませんが、コロナがあと何年続くとか、果ては社会が悪い、政治が悪いとかネガティブを助長する。本当に良くないですね。
そして、市井でも評論家が増えます。経営者の方もあたかも専門家のように、我知り顔で予想している。
中村天風さんは、取り越し苦労を全損的行為と断じられています。これは未来を考えてはいけないといっているわけではないです。私も、当然、毎日ニュースをみて、専門家の話を聞いて、どういう未来になるかを考え、会社の決断としてどうあるべきか、短期、中期、長期の施策にどうしていくかを日々
考えています。
また、評論家連中も『私はコロナを予想していた。私の言うことが間違っているというのか』と言います。
そうではないんです。そのことが、あっていようが、あっていまいが、心の態度が消極的なら取り越し苦労になるのです。予想しても建設的ならなんら問題がないのです。
ストレスがたまるから、何かにぶつけたい気持ちはわかりますが、心のエネルギーをプラスの方向にもっていかないと心の消耗率を高めるだけだで、コロナに負けることになると思います。