PRESIDENT BLOG

2020.01.27 イノベーションのこと

バリューカテゴリー分析

イノベーションをするにあたって、まずは、企業のミッション(テーマ)を決めなければならないということは以前もお話ししました。私も以前にも申しましたように17年前に『中小企業の企画部を代行する』というテーマをたてることができたことがすごく良かったと思っています。

もしミッションがなかったら、何が正しいかというのがないので、リスクを負ってでもしようとはしないし、結局は損か得かになるので、他社と同じようなことをしてしまうということがあります。

私の場合は、すごく厳しい環境、生きるか死ぬかというところに追い込まれ、全部、自分で決めていかないといけない環境にあったことが幸いになり、そのような企業ミッションを自らたてることができました。

しかし、そのような環境になるというのも稀ですし、また、そうなったとしても、ミッションをたてれるか?というのもこれまた別かもしれません。私の経営者仲間をみても、このように企業ミッション、つまり、その会社の存在意義をだせていない会社がほぼすべてだと思います。

それをなんとか、クライアントに提供したいと思っていたのですが、そのスキームを私編み出すことができました。それがバリューカテゴライズ分析です。

これは、バリューラダー思考を変則的にしたものです。バリュラダーとは、よくマーケティング的に使用されますがなぜという質問を繰り返すことで、イノセント(本音)に近づく手法ですが、梯子のように階段を上っていくイメージです。

バリューカテゴライズというのは、質問をしていくのは一緒ですが、それを、F(哲学)、M(ミッション)、R(利他)、D(願望)とに振り分けていき、最適なM(ミッション)を出していきます。実際の現場で使ってみるとラダーよりも、このほうが使い易く答えに導きやすいです。

お客様にイノベーティブな事業を提供する前提として企業ミッションを出すというのが大変大事なことですが、この方法を使って、それをしていきたいと思っています。