PRESIDENT BLOG

2023.10.02 ブランディングのこと

ブランドアイデンティティの力

当社は、ブランディングを提供している会社です。それはでも、このブランディングの力をもっとも恩恵を受けているから自信をもってるということがあると思います。

いつも言っているように、22年前社長になったときは、今とはまったく違う衰退企業でした。それを打開する為に、新規事業として、自分たちでデザインしたびんを販売することをはじめました。

売上がすごい勢いで下がっていく中で、新規事業をする、そしてそれまでは、下請け企業だったので、この事業をどうマーケティングしていくか?それを悩んでいました。これが自分にとっては相当なストレスで、そして、今の当社のような会社がないか?と探していました。何かに頼ろうとして・・印刷会社、コンサル会社、Web製作会社にも頼りました。でも、なかったんですね。納得のいくものが・・

そして、しばらくして、仕方なく、自分でしていたのですが、当社のクライアントも同じような悩みを持っていることを知りました。新しいことをすることが、社長に与えるストレスは半端のないものです。そういう気持ちを身に沁みて知っているだけに、もし、自分たちがそういうことができたら最高だろうなと思ったんです。

つまり、「中小企業の企画部を代行する会社」というブランドアイデンティティ(ミッション)ができたのは、そういう経緯で、今から19年ぐらい前ですかね。まだ、社員数も数名で、自分たちでデザインしたびんを行商していたときにですよ。そうありたいというのを毎朝思うようになり、いつしか、それが信念になり、命を懸けてもすべきことなっていきました。

先週、14年来の付き合いで、当社の教育面などで支援いただいている講習の会社の方と食事しましたが、そのときに、はじめてお会いした時から、このブランドアイデンティティを聞いてすごく印象に残っていると言ってられました。それで、それであれば、こういうふうに協力できないか?といことも話したりしました。

また、社員とかもそうですよね。その旗をみて、又は感じて入社した人が大半となり、私自身も社員の物心両面の幸せのためにも付加価値を上げていかないといけないとなり、ずっと、その旗に導かれてやってきました。

正直、経営効率だけを考えると商品企画だけをやっていたときの方が効率は良かったでしょうね。相当難しいことをやっていると思いますよ。我ながら。

でも、やっぱり、このブランドアイデンティティを掲げて良かったと思います。使命感と充実感、社員の成長、顧客からの感謝。それは、これをすることでしか味わえなかったと思います。ブランドアイデンティティアは人生の幸福を決定づけるそういう大きい力があると思っています。