PRESIDENT BLOG
経営者同士の勉強会をしています。それを毎週、メールなどで意見のやり取りなどをしていますが、その中で、判断基準として特に何を大事にしているのか?という問いがありました。
私どもの会社では、経営の目的である経営理念、方向性であるビジョン、考え方のベクトルを合わせるフィロソフィというものがあり、京セラの稲盛さんの影響を大きく受けながらもすべて自分の社長のときにつくったものです。ですが、その中でも私が常に考えているなあと思うのは大きくは4つのことを判断基準の大切にしていると思いましたので、それをまとめたいと思います。
1、社員が本当にこの会社で働いてよかったと思うようにする
シュンビンは全社員の物心両面の幸福というためにしているという経営理念がありますが、もちろん物的なことも良くしていきたいですが、それ以上に笑顔で社員が働ける環境、自己実現やチームとして共に喜ぶ一体感、自由に個性を発揮できる、個々の社員が例外なく、そのように幸せを感じられるようにしたい。そうすることが判断基準です。
2、チャレンジを重視する
これは、シュンビンの歴史などからの個性にもなっています。特に私が社長になってからはびんの洗浄業という究極の衰退産業から、イノベーションを繰り返し、今の会社になっています。社員も、そのようなシュンビンの歴史、ミッションに共感し、入社してきていますので、常に新しいことにチャレンジするというのが社風になっています。このように常にチャレンジしている会社、変化が日常の状態にするのが私の判断基準になっています。
3、クライアントファースト
チャレンジするというと、今から離れたような夢を描きがちです、でも、そうではなく、今、目の前の顧客に貢献するということを大事にします。これは、社長になる前の自分の失敗例から来ています。夢を大事にしながら、それは目の前の顧客、社員に向き合う延長線上に必ずあるということを大事にしています。
4、公平無私
フェアであるかというのを常に判断基準にしています。一人の社員、1社の顧客に対する判断が同じ条件なら同じ判断ができるか?自分の恣意的な判断をしていないか?これは平等ということでなく、まさしく公平だと皆が感じられるようにしたいです。社員も今いる社員だけでなく、今後、入社されるであろう社員の方のためにも公平な評価システム、属人的にならない仕組み、それも、公平無私であるか?というのが判断基準になっています。
この4つを判断する上で特に大事にしていて、それがシュンビンの個性にもなっていると思います。