PRESIDENT BLOG

2020.10.26 その他

艱難汝を玉にす

『かんなんなんじをたまにす』と呼びます。意味は、苦しみや悩みが人を立派にするということなん
ですが、これは自分の経験からもそうだなと思います。

私たちは、フィロソフィという哲学を会社で学び共有しています。しかし、それを学んでいるだけでは意味がありません。事業という中でそのフィロソフィを使うということが大事です。

事業をしていると色々なことがあります。私、35歳で社長になりましたが、心が休まった時というのは記憶にないぐらいです。最初は1人からなので、悩みの種類は変わりましたが、基本、ずっと何か試練があるという感じです。しかも、面白いことにレベルが低いときは、それなりの悩みで、例えば今のような悩みはなかったんですよね。

特に最近は、任せることも多くなってきているので、自分が預かり知らないところで、大問題になったりというような事も多いですね。でも、それも結局はトップである自分がつくったものなんですよね。よくよく考えれば。

ですから、結局は反省し、自分に原因がないというように思えることでも、必ず何かがあるはずですので、自分の至らなさを認め、与えられた試練に対して、自分を成長させてくれるものだと思って、真摯に向かっていくしかないのかなと思います。

『うきことの猶この上に積もれかし 限りある身の力ためさん!』誰のせいでもなく、自分が選んだ人生において、降りかかる試練は喜んで引き受けたいと気概を持ちたいと思います。また社員も、そういう気持をもっていただきたいと思います。