PRESIDENT BLOG
人間は、人との関りの中で生きています。その組織の中で、自分がどういう役割を持っているのか?そういうことを考えることからリーダーシップやコミュニケーションという、企業の組織としての中心課題を考えていきたいと思います。
さて、人間の教育には、大きく分けて2つの役割があります。父性と母性です。父性とは、厳しさです。そして、厳しさとは何か?というときつく言うといことではないです。一貫性です。一貫性を追求することで、ダメなものはダメと言わなければならないことがあります。母性とは、共感です。人の感情に共感することが大事だと言われますよね。特に、近年は。それはこの母性ということです。ダメなものでも、そういうふうに思ったんだ、それはそう思うよね。というようなことです。
このようなジェンダーな社会なので、父性とか母性とかいうと、古く感じるかもしれませんが、これは性別ではなく、役割だと思っていただければと思います。ですので、一人の人物の中に父性と母性が両方いると思います。特に、家庭では、この役割が混合されている場合が、最近特に多い気がします。その時々に応じて、どういう役割をするか?というのが必要かもしれませんね。これは時代に応じてということだと思います。私、これを昔見誤って、大変な苦労をすることになりましたから。
会社のリーダーシップでいうと、リーダーはどちらかというと父性が必要です。特にトップはそうでしょうね。トップに一貫性がなく共感だけしていては、会社というのは滅びます。トップでないリーダーは、その組織内のバランスがあると思いますので一概には言えないの難しいいところだと思いますが、どちらかというと父性の割合が一般社員よりは多いと思った方がいいですね。近年、女性中心の社会になりつつあるので、コミュニケーションも共感が主流です。それは今後もそうなると思います。私も、コミュニケーションの仕方は変わってきたかなと思っています。
ただ、やはり一貫性により時にはダメなものはダメと言わないといけません。考え方の違いを認めてしまうと、それでも会社にいられるんだなとなってしまいます。考え方の違いを認めること、これがもっとも危険で、組織の崩壊にまでいくと思いますね。社会とは逆なんですね。社会は多様性を認めなければいけませんし、だからこそ、職業選択の自由もあります。
スポーツにたとえるとわかりやすいですよね。甲子園を目指してるチームで、自分は甲子園に行きたくない、練習もしたくない。という選手を認めてしまうと、そのチームは崩壊します。でも、そのチームが多様性を認めていないのでダメかというと、そうじゃないじゃないですか、その目標の中で多様性は認めていればいいので。少し話がずれましたが・・
要は、共感が大事、コミュニケーションが大事、多様性が大事というのをそのまま、無知に受け入れてしまうととんでもないことになるよという。組織の役割を整理することで、自分がどういう役割を受ければいいかという目安になるのかなと思います。