PRESIDENT BLOG

2024.09.17 シュンビンのこと

日本の文化をクリエイトする

私、これから日本は文化大国になると思っています。もちろん、技術大国を諦めたわけではありません。日本のモノづくりはすごいというのは理解しています。それが現在、弱くなっていますが復活できると信じています。とはいえ、それは私の会社が直接的に関わることではないと思います。

私が関わるのは、日本が文化大国になるためにご支援したいということです。ベンチマークは、フランスです。日本には、その力は、十分あると思います。

そもそも、世界的な大きい流れとして資本主義が行き詰まり経済資本から文化資本になるということは資生堂の福原会長がおっしゃっていました。

それに加えて、日本が一度、経済的に大きい成果を上げて成熟の段階にはいっている。「経済が成熟化するほど、経済活動によって生み出される価値の源泉は文化的価値とより結びついてきている」。誰の言葉か忘れましたが、私は、この言葉に全面的に賛同します。

1つ事例が挙げると、モンゴルがヨーロッパまで制覇した時代にヨーロッパ人(現在のロシア人)が、モンゴル人の「がに股」の歩き方を真似たというのを20代の頃なにかの本で読んだということをずっと覚えています。私が、学生時代、クールジャパンとか、韓国ですがBTSの活躍というのは想像もしていませんでした。当時は、欧米にアジアが文化的に憧れられて勝つというのはまだまだ、想像できなかったんです。

加えて、日本の文化大国になるアドバンテージが、他国より、強烈にあるということです。それは、3つあります。
1、歴史(特に皇室)
2、クラフトマンシップ
3、宗教観からくる精神性

現在、インバウンドが日本に来て、皆、満足して帰られてリピートしています。それで、日本のファンになる方が多いようですね。昨日は、SHOUGUNがエミー賞の最多18冠を成し遂げたというのも報道されていました。それらは日本に対するあこがれと言ってもいいかもです。

私たちは、京都にあり、伝統文化を祖業とし、現在ではブランディングとイノベーションを提供するという歴史を持っています。文化庁も京都に移転されるということもあります。

私たちが、日本文化をブランディングして日本に貢献していくことは、何か、宿命のようなものも感じます。そういう使命感をもって、日本に貢献していきたいと思いますし、そのための勉強もこれからしっかりしていきます。