PRESIDENT BLOG

2020.07.20 経営のこと

希望を配る

コロナ禍が大きい影響を与え続けていますね。このような危機の時こそ、リーダーシップが問われると思います。

かのナポレオン・ボナパルトがこのようなことを言っています。『リーダーとは希望を配る人のことだ』と。

これからの世の中は、このような素晴らしい未来があるよ。そして、我々は、こうすることによって、そのような、未来の中で、成長し続けることができる。そういうビジョンをだすということが大事だと思います。

ところが、どうでしょうか。ほとんどのリーダーが、ネガティブで暗い未来を配っていないでしょうか?

それでは戦う前から負けるのは目に見えています。もうひとつ、そのようなビジョンは、コロナ前と全く違うことでは意味がありません。元々、言っていたことの延長線上であるというのが前提だと思います。

このコロナ禍は、ある意味、進化のスピードを上げていると言ってもいいと思います。であれば、コロナ前がそういう未来へのビジョンを含んだものであれば、その方向に進化が速くなっているだけですから、ビジョンは変える必要はないはずです。

ただ、そのビジョンを具体化していくのに、世の中に適応させたり、会社の能力の制約があったりという現実がありますので、影響を全く受けないということはありませんが、元々あるビジョンの延長線上に、新たな方針を出す、それはコロナ前に言っていたことともけっして矛盾しない、むしろ
よりそれに近づくことができるという希望を見せれるはずです。

リーダーは常に明るく前向きで建設的であるべきです。けっして暗くうっとおしい言動を組織に見せてはいけないと思っています。