人生は一寸先は闇とはよくいったものだなと思います。3月までは順調で、いよいよこれから夢に向かっての総決算、その1年目が4月からの今期だと思っていました。

しかし、4月にはいって、欧米でとんでもない勢いでコロナが感染して、日本でも非常事態宣言が出されると今までの状況が一変しました。3月までは飲食店や観光のところが大きく影響を受けているあとは、そうでもないという感じだったのですが、今は全体的な未曽有の不景気に突入した感じです。

今までも不景気は経験してきていますし、私どもとしては不景気よりもある意味大きい影響を受けてきたブームの終焉についても、先回りして手を打つことで回避し、耐えてくることができました。ですが、今回のものは最大の試練であると思います。

もちろん、これは我々だけでなく世界中のほとんどの会社に影響を与えています。（一部の商品を除いて）しかも、これの恐ろしいところは行動も制約されるところです。社員を在宅にし、お客様ともTV会議の打ち合わせになります。危機のときには努力で切り抜けてきましたが、それも制約されるという状況です。

しかし、こんなときだからこそ、この困難を切り抜けることで、企業がさらに強くなれるチャンスであると思います。この与えられた条件で、できる限りのことをし、創意工夫し今困っているお客様に寄り添い、なんとか助けになれるようにしていきたいです。

そのためには、こういうときこそ、トップが強くないといけません。絶対に負けない、この困難を乗り越えてみせるという闘争心を持つということが大事だと思います。『憂きことのなおこの上に積もれかし　限りある身の力試さん』私が好きな言葉ですが、今こそ、このような心構えを待ちたいものだと思っています。