PRESIDENT BLOG
『人を動かす原動力はただ一つ公平無私である』尊敬する稲盛さんは、そうおっしゃっています。つまり、リーダーシップとは、手法ではなく、自分自身の内に向かなければいけない、それは公平無私な自分をつくれるかということにかかっていると思います。
しかし、この公平無私を本当の意味で理解し、それを実践しようとしている人は多くはないのかなと思っています。公平とは平等ではないです。シュンビンでも、一般的な日本企業と同じように報酬でも差がついています。公平とは機会の平等という意味だと思います。もし、その人が望んで、会社の方向性もあっていて、努力もすれば、そのチャンスをいかせる機会が全社員に与えられている。これは社員だけでなく、お客様でも、リクルートでも、協力先でも同じです。
自分自身が公平であると同時に、会社のシステムもそうなっているか?常に検証しなければなりません。この公平さを保つためにも、また、会社を発展させていくためにも無私でなければなりません。好き嫌いや、おもしろいかどうかで判断すれば、社員も社長の嗜好に合わせようとするでしょう。
常に正しいかどうかで判断すると同時に、自分ではなく、例えば会社のオフィスなどでも多くの社員が快適に仕事ができるようにというように、常に組織を優先すべきです。
また、稲盛さんもいっていますが、感情的な人事は絶対にご法度だと思います。社長というのは人事権をもっているだけに、そこで感情をだしてしまえば、組織というのは、あっという間に活力を失ってしまいます。
私は、リーダーシップの基本には公平無私がないと、うわべだけのものになると思います。また、逆にこれがあれば、多少手法は違っていても会社というのはうまくいくものだと思います。