PRESIDENT BLOG
経済産業省がしている健康優良法人に認定されました。経産省のサイトには、優良な健康経営を実践している法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けることができる環境を整備することを目的にしていると書かれています。
基本的には、その通りなんですが、なぜ、シュンビンとしてこれに取り組もうとしたか?というのも書きますね。
シュンビンのミッションとして「中小企業の企画部を代行する」ビジョンは「イノベーションを共に創る」ということがありますが、それも、では、なんのためにしているか?と言われると、「全社員の物心両面の幸福と世の中の貢献」という経営理念に集約されると思います。
正直、会社の(第二)創業期のときは、このようなことは考えれなかったと思います。まさしく、生きるか死ぬかでやっていたので。でも、会社の環境が整備されてくると、今まで、問題にならなかった新たな課題というのもでてくるものです。
その一つが、社員の心身の健康ということです。今の日本の状況を考えてみましょうか。日本というのは高度成長期ではなく、成熟期の社会です。そうなると、どうなるか?過保護の社会になります。これは、良くも悪くもです。なので、ストレス耐性が弱くなり、メンタルヘルスの問題がでてきます。実際、発展途上国ではメンタルの病気はないですから。
又、高齢化していますが、健康寿命と寿命との差が10年ほどあるといわれています。そうすると、今現在は、弊社ではないですが介護休暇ということもでてくる可能性があります。
社員が正しい健康の知識をもって、自分や自分の家族に良い影響を与えることは、社員の幸せのためにもいいし、ご家族にも、会社にもいいのではないかということでこういう取り組みをしています。
また、シュンビンは、新しいことにチャレンジする会社ですし、高い目標を持つ会社でもあるので、基本的には、それも、私は健康のためにも良いと思っているのですが、社員の会社内外の環境要因によっては、それがストレスに変わることもあるのかなとも思います。
私自身は、社長になって23年半ですが、1回も風邪とか病気とかで休んだことはないです。社長になったときは、ストレスから、胃潰瘍、大腸ポリープ、蕁麻疹など、心身が悲鳴をあげていましたが、私が休んでていたら会社がつぶれると思っていましたし、今でも、1日休んだら会社の成長も1日とまると思うんですよね。
だから、やはり、気というのが影響していると思います。「病は気から」という格言は正しいと思っています。
なので、単純な食べ物とか、ストレスチェックというのはもちろんしますが、この厳粛な昔からの変わらない教えというのも取り入れていきたいなと思います。
とにかく、健康経営をしているシュンビンとしての理由として、もちろん、経産省が言ったようなことは副次的にありますが、会社のためというより、やはり、社員のためだと思っています。