PRESIDENT BLOG
『中小企業と吹き出物は大きくなるとつぶれる』とよくいいます。私の尊敬する稲盛さんは、なぜ、そうなるか?ということも明確におっしゃってられて、それは、『システム化ができてないから』だとおっしゃっています。
そして、稲盛さんは、京セラにおいて究極の管理会計システムであるアメーバ経営を生み出され、私たちもそれを学ばせていただき運用して3期目ですが、ようやく、社内でも使いこなせるようになってきましたが、でも、まだまだです。特に一対一など基本的なルールを守るということができていないです。先日アメーバ経営を運用しいている先輩企業にこの話をしたら、まだまだやなという顔をされました。恥ずかしかったです。
さて、そもそもシステム的にというのはどういうことか、これは全体をひとつに考え、ルール通りに行っていくということだと思います。そのためには、仕事を機能的にしなければなりません。これは、人に仕事をつけないということです。
この仕事はあの人というのでなく、機能でわけるということですね。そのことにより、常に流動化している会社の仕事を有機的に見直し適正な組織運営をおこなうことができる。また、顧客や協力先、リクルートなど外部の方や社内に対しても公平にできる。サービスや機会の出来る限りの均一化をしていかないと会社としてはひろがっていきません。
このようなことを人任せにしていると、会社は人のキャパをこえてしまうので、矛盾がでてきてしまうのです。これが崩壊のキッカケになります。
ですが、システム化するというのは簡単なことではないです。組織の成長をしっかり観察し、適正な時期に、段階的にシステム化していくということだと思います。
私は、会社を元々は一人からはじめているので、その時々で、徐々にシステム化してきましたが、3年前にアメーバ経営を導入したのは大きな決断であったと思います。まだそのきは20人もいませんでしたから。
まだ早いかもと思ったのですが、これは導入して本当に良かったと思いますし、今後、これをベースに基本的な仕組みは変えなくてもよいかなと思います。
これをベースにしっかり、それにそった経営をしていく、会社を仕組化し組織の成長を停滞なくしていくためには、このあたりのことをおろそかにしてはいけないと思っています。