PRESIDENT BLOG

2020.05.18 シュンビンのこと

人間の弱さがでないシステム

このようなコロナの様相になり、いわゆる、働き方改革というものは大きく推進されることになると思います。当社でも、3月に在宅規定というものをつくり、徐々に働き方について、効果をみながら在宅なども取り入れていこうとしていた矢先でした。

正直、ここまでになるとは思いませんでしたが、コロナの影響が日に日に大きくなり、4月上旬には、会社としても緊急事態宣言をだし、結果的に在宅、時差出勤、ありとあらゆる手をうち、密接を避けるようにしました。

生産性や、会社にとって公平か?など棚に置いてやっています。そういう会社は多いんじゃないですかね。しかし、緊急事態が終結に向かう中、元に戻すかというとコロナも完全になくなったわけではない中で、どこまで戻すか?というのをこれから考えていかないといけません。

先進的な方は、コロナのときに問題なくできているし、そういう時代でもあるので、いいんじゃないかという意見も多いです。確かに、将来的にはもっともっと自由度を上げていくというのはその通りなのですが、だからと言って今のようにフリーにして良いか?というと、そうではないと思います。

それはなぜかというと、私が尊敬する稲盛さんの受け売りなんですが、『人の弱さがでない仕組』がいい仕組みだと思うからです。それは言い換えるなら、魔が差すことを防ぐ仕組みです。

稲盛さんはよく『毎年、新聞で信頼していた経理部長がすごく長い期間にわたり不正を働いていたという報道がある。私は、それを読んでいつも思うのが、それはマネジメントのせいじゃないのかということ』とおっしゃっていました。

実際、アメーバ経営という仕組みでもダブルチェック、ガラス張りなど、そもそも魔が差しようがないという仕組みになっています。

それを考えると、今後、在宅においても、それが進むというのは、時代の流れなんですが、管理はできるような仕組みがなんらかいると私は思います。

それが、どのようなものかというのは、これからじっくり社員の意見も集めながら考えたいですが、基本方針として人間は強さと弱さの両面があるわけですから、その弱さがでないようにしてあげるというのが社員の為にもつながると思っています。