高校生のなりたい職業ランキングにおいて会社員というのが1位になったようです。プラス面でいうと、在宅で父親の仕事をしている姿がみえて、尊敬になっているので良いことだという人もいます。マイナスに言う人は、願望が少なくなって保守的になっている
んじゃないかという風潮なので心配ということだと思います。

私は、よく、日本人が保守的になっているということをこのブログでも何回もお話ししています。ただ、このマイナスにおっしゃる人の中に、もっと、物欲を持てと言うようなニュアンスがあるのではないかと思います。海外で、GAFAの代表の資産がすごいとか、豊かな生活しているのを見て憧れるとか・・

私は、このなりたい職業ランキングは、特に良いとも悪いとも思いません。それよりも、何のために会社員になりたいか？ということです。

そういう意味では、物欲というのを否定はしませんが、それよりも、世の中のためとか、今までできなかったことに対する創造的チャレンジとか、そういうことに意義があると思っています。なので、それをするための手段が会社員なら全然いいと思っています。
逆に、安定してお金がもらえるというのが理由ならこれは公務員と同じで、そういう人がいることに否定はないですが、やはり、世の中のためとか、今までにないことを創造したいと思っていただく方が増えてほしいと思っています。

私が好きなクラーク博士のスピーチで、「青年よ大志を抱け」というのがあります。でも、これは続きがあるんですね。「お金や名声のためでなく、人はいかにあるべきか、その道を全うするために大志を抱け」と。

ノーベル賞を取った方のほとんど１００％おっしゃるのは、恩師が「世の中のためになる研究をしろ」と言ったというのがきっかけになったと聞いたことがあります。

私たちが、フィロソフィで、「世の中にないものを生み出そう」というのも、これは自分だちだけでなく、クライアントを支援し、世の中にないものを創造することで、世の中のためになる仕事をしたいということです。それを今後は強化していきたい。