PRESIDENT BLOG
これは、何回も話しているので、重なっているかもしれませんが大事なことだと思うので、少し視点を変えてお話ししたい。それは、企業も個性があり、それは、その会社のトップはじめ社員の個性が反映されているということがあるからです。この個性がブランディングをつくっています。会社が社格と言われていますからね。
いつも言うように、人間は、偶然つくられたわけではありません。この世の中を進化向上させるためにつくられたのです。そして、その中で、一人として同じ人がいないということは、それが重要だからです。多様性が重要とかSDGsなどでも言われていますが、これはもう真理としてもそうなんですね。
だけど、この個性というのが、曲解されて好き嫌いのような都合の良いように理解されることが多いです。そこをしっかり定義づけしないと、個性を大事にすることが、我がままだったり、人に迷惑をかけたりということがあります。
一番、わかりやすい例でお話ししますと、「自分は消極的な性格だ」というものです。これは、断然、個性ではないです。そもそも、人生を幸せに生きるのに、積極ほど大事なものはなく、消極は自分も周囲も破壊するものです。
そういうものを宇宙の創造主が、人間に与えるはずがありません。だから、どのような人も、積極に生きれて、幸せに生きる大使命をもっており、積極になるのは、訓練していくものなんですね。
例えば、「会社がうちは消極なんです」と言って、その会社に入りたいですかね?絶対避けたいと思うんじゃないですか?それを個人で個性や性格として言って、周囲は、その人と仲良くしたいと思うか?ということです。だから、自分は消極的な性格という人は、幸せになることを放棄していると遠慮なく言っていいと思います。
では、個性とは何か?これは、私の理解ですが、それをもって、どう世の中のために使うか?というようなものです。つまり、優位性を持ったもの。企業も強みで生きていますよね。個人も実はそうです。守られているのでわからないかもしれませんが・・
そして、もう一つ都合がよい理解として、自分が苦手なことは放置しておいていいじゃないか?というようなものです。例えば、自分はズボラな性格だけど、営業成績はいいんだからそこは自分のマイナスの個性として容認すればいいじゃないかというようなものです。よくこういう人いますよね。でも、このズボラというのも個性でもなんでもないです。わがままですね。
さらに、深めるために、私の自分自身の理解をお話ししますね。私の個性は何か?つまり、私の世の中の役に立ちうる卓越した個性は何か?それは、「未来を具体的に描くことができる能力」です。そして、この未来を創っているときは、何も負荷がかからないです。つまり顧客の未来を出すことは、私、いつまでもやっていける状態です。お客様と会社の将来をああでもないこうでもないと話しているとき
なんともいえない楽しさがあります。
でも、私は、経営者でもあります。経営はゼネラリストというように、世の中の流れも知らないといけませんし、財務、労務、法務もある程度知らないといけません。
例えば、その中で、スピーチ力というのも必要ですよね。ですが、私、昔、これに苦手意識がありました。ですが、苦手と言ってられないんで、話し方教室とかにもいって克服しました。今は、話が上手といってくれる人もいます。
また、経営者なので数字にも強くないといけません。これも随分勉強し、今は、数字をよくわかっていると言われることも多いです。
ですが、スピーチ力や財務の力で、卓越できるか?というとできないんですね。ここは、卓越できるところでなく役割から克服すべきところだったわけです。
なので、その卓越した個性を活かすために、克服すべきことはあるということです。そして、克服すべきところは標準ぐらいでよく、あくまでも、勝負するのは卓越しているところです。もし、克服しなくてもいいなら、克服しなくていいわけです。
ここで、ひとつ疑問があると思います。では、経営者でなくコンサルであれば、克服すべきこともないんじゃないか?一人でした方が楽じゃないか?というのがあります。これについてはその通りなんですが、これは、私の価値観が影響しています。
私は、コンサルのように言うだけというのが、嫌で、具体的にしたいという、口だけは嫌という価値観を持っています。又は、自分のためにだけに頑張るのは頑張れないんですね。人のためというときに力が湧いてきます。
つまり、この得意なことと大事なことを掛け合わせないと答えはでてきません。だから、今やっていることは天命だと思っていますし、その自分の個性が反映されたのが会社で、その社員も意識せずともなにか居心地がいいということだと思います。
まとめますと、まず、個性というのは卓越性で、それを持って、世の中に役立てるところであること。
それは、自分が得意とし、大事に思っていることが掛け合わせたことであることということです。
当社の場合は、会社の個性というのを明確にしているので、社員の方は、それを自分の個性とどう重ね合わすかということを考えていただければと思います。