PRESIDENT BLOG
ブランドイメージを自分自身と重ね、満足をえるということは、ブランディングの顧客のメリットのひとつです。わかりやすのが、スターバックス、無印、アップルとかですかね。
それぞれ、ブランドの世界観というのがあり、ファンがいます。また、ファンとまでいかなくても、それを持つ、または使用することが恰好良いというのがあると思います。デザインも、その要素の一つだと思います。
スターバックスにしても、他のものと比べて高いですよね。でも、スターバックスに行ってしまう。味もあるんでしょうが、それ以外にも要因があると思います。
居心地の良さ、格好良さなど。以前、スターバックスをなぜ選ぶか?という調査を目にしたことがあります。その一番の理由は、『自分が見たくない人がいない』ということでしたね。なるほどなと思いました。確かにスタバには、競馬新聞を読んでいる人やたばこを吸っている人はいません。
会社のブランドアイデンティティを示し、それを高めていくということは、それ以外の顧客を省いていくことにもつながるので、中々難しいと思います。ただ、それをしないと、顧客にとってはなんの会社かがわからなくなるので、長期的にでもそれをやっていかないといけません。
弊社でも、元々、『中小企業の企画部を代行する会社』というのは社長になってすぐ、今から17年前ぐらいに頭にありましたが、あまりにも、そのときの現状とギャップがあったので、その頃は言いませんでした。『トータルパッケージの商品企画の会社』でしばらくはしていたと思います。
『中小企業の企画部を代行する会社』と本格的に言い始めたのは7年ぐらい前かなと思います。もちろん、そのときは全然そうではなかったのですが、不思議ですね。思いは通じるというか、いつかその理想になっていくんですね。
自分で言うだけでなく、外部も、なるほど、そうだなと思っていただくには、これまた社内がそうだなと思ってからも時間がいります。ですから、やはり、ブランディングは長期的な取り組みだと思いますね。
でも、これを決めておかないと損得だけになるので、努力が分散して、外部から見て何をしているのかわからないということになりかねません。
とはいえ、これからも、このブランドアイデンティティにそって、価値を高めていくというのを会社としてやっていかないといけないと思います。経営において、方向性を定めているということは、一番大事なことだと思います。