PRESIDENT BLOG
会社運営において最も大事なものは考え方の共有です。
実は、これを理解されている方が、あまり多くないという現状があります。
ただ、いくら我々がそういっても、それぞれの会社のトップが、このことを本当に腑に落ちないと採用されないと思います。
その会社として持つべき考え方をシュンビンではフィロソフィと呼んでいます。
なぜ、フィロソフィを共有する必要があるのか?
一つは、フィロソフィが自分の人生も、会社の盛衰も決めるからです。
中にいる社員が良い考えをすれば、会社も良くなり、成長していきますが、良くない考えをすると、会社も成長しないし個々も幸せにはなりません。
もう一つは、ベクトルを合わせるということです。
会社のベクトルが揃わないと、力が分散してしまい、これまた効果がそがれます。
これは、高校野球で全員が甲子園を目指しているチームとそうでないチームを思い起こしていただければ理解できると思います。
フィロソフィを共有するのは、簡単ではありません。
まず、自分の人格もフィロソフィに添うように努力しなければなりませんし、深い理解も必要です。
つまり、自分自身への努力です。
それだけではダメで、同時並行で、社員にもフィロソフィを共有するように、時間をつくって話し合う必要があります。
これは本当に、地道な活動です。
これを例えて私がよく言うのが、『フィロソフィを共有するのは農家の方が土を耕すのと同じだ。いくら良い種を蒔いても土が肥えていないと育たない。逆にフィロソフィを共有していると土が勝手に育ててくれます。』と。
土を耕さない農家の方はいないと思いますが、会社の企業風土を良いものにする時間をしっかり取って努力をされる方は多くないのではないでしょうか?