PRESIDENT BLOG
シュンビンはデザインコンサルの会社だと社内外で言っています。
では、デザインコンサルとは何か?
それがわからないと、皆さん???となってしまうので、そのことをお話ししておく必要があります。
まず、それが必要とされる時代背景から話すとわかりやすいのかなと思います。
バブル絶頂の時、ソニーなど、日本の会社は輝いていました。
もちろん、今でも、そのような素晴らしい会社も多いですが、全体としてみると、やはり、存在感は低くなってきています。
それの代表が家電です。
日本の家電メーカーが、アップルやダイソンに負けてきています。
これはなぜか?
実は、デザイン的発想がないからということに、日本政府もようやく気づき始めたのです。
こう言うと、デザインで商品が決まるわけないじゃないか?というのですが、それはデザインを狭義にとらえています。
デザインを広義にとらえると『創り出す』ということであり、経営をデザインするととらえると、それは、社内外の一貫したブランディングになり、消費者の潜在ニーズをカタチにするという意味ではイノベーションでもあります。
つまり、このブランディングとイノベーションで、日本企業は負けていて、それを勝つためにはデザイン経営をしていく必要があります。
それは、デザイナーを経営の上流から参加させ、消費者目線の製品をつくるということです。
機能だけでなく、心地よさなど情緒的価値を重視する、そのためのデザインなのです。
デザインコンサルとは、このようなデザイン経営を支援するということです。
特に、シュンビンは『中小企業の企画部を代行する』というミッションがあります。
しかし、中小企業には、そのようなクリエイティブで多彩な人材というのを揃えるのは無理があります。
ですから、我々がそれを支援する意味があります。
シュンビンがデザインコンサルの会社だというのは、そういう意味です。
ただ、これは意図して、そうなったのではありません。
中小企業のクライアントの役に立ちたいということが、いつの間にかもっとも、最先端の会社になっていたということだと思います。