PRESIDENT BLOG

2024.12.16 シュンビンのこと

タフカルチャー

先日、誰もが知っている上場企業の方とお会いしました。その会社は、歴史もあり、素晴らしい会社であると思うし、社員に優しいというか、少し、僭越ではあるんですが、シュンビンとも似ているなあと思うところもあります。しかし、その会社は、現状、厳しい状況のようです。新聞などでも報道されています。

そして、これについては、色々な外部環境があり、なぜ、そうなっているか?というのは、外部からみた私がとやかくいうことでもありません。戦っている場所も全然レベルも違うと思うので・・

ただ、少し、シュンビンについて考えるキッカケになりました。シュンビンは、創業は105年の会社ですが、私の代ですべてを0にして、新しく創った会社です。

そして、その第二創業の過程というのはすさまじいものでした。現在、働き方改革とか言われていますが、当時はそんなもの関係ないですね。ある意味、時間的には超ブラックです。

そして、そのガムシャラで無茶な努力が、会社を反転攻勢させ、今の、皆さんからも、評価いただける職場環境や人間関係の土台になっているということです。

シュンビンも、その23年前の第二創業のときのことを知っている人はいません。10年前には、まだ、その空気感はあったので、そういう空気感に接した方はいるでしょうが、リアルな0から1は知らないんですね。

近年、働き方改革、ワークライフバランスと言われています。シュンビンも、コロナ後は、積極的にそういうものを取り入れていますし、社員を大事にするという文化は、会社の根幹としてあります。ヒエラルキーもなく、社員との関係もフラットです。

ただ、私は、こういう働き方を未来に向けて、中小企業として理想的なものにしていきたい、このフラットでヒエラルキーがない文化を他社にも広めていきたいと思っていると同時に、この創業時のタフカルチャーも残したいと思っているんです。

だから、会社としても、メリハリのある働き方で、やるときには言い訳なくやるとか、取締役や管理者の方には、やはり、自分の人生を社員を守る為に全集中でやっていただきたい。

また、これから、社内ベンチャー制度なども整備していきますから、そこでは、私の、創業期のような、凄まじい努力が求められます。生まれたての子供で、母親が子育てにおいてワークライフバランスなんて言ってられないじゃないですか。それと一緒なんですね。ただ、これは本人が望んでいないと苦になるので、自分からそういう責任を負いたいというのが大前提です。

ヒエラルキー0で、フラットな関係でありながら、タフカルチャーもある会社を目指していきたいと思います。