PRESIDENT BLOG
「経営で、英語などの言葉がでてきたら、それは誰かが儲けようとしていると思った方が良い」ということを言った方がいらっしゃいます。それは本当に一理あると思っていまして、そういうものに乗せられて右往左往してはいけないというのはまったくその通りだと思います。
ただし、一方で、それが生まれてきた背景というのもあるのも事実で、会社の状況にもよりますが、そのことの本質、社会の変化にも、やはり、目を向けることも場合によっては必要です。
ということで、まずは、コンプライアンスとは何か?ということですが、簡単に言えば、法令遵守ということですが、それだけでなく、倫理観や公序良俗などの企業倫理ということも含まれます。例えば、情報漏洩、ハラスメント、ジェンダー平等などです。
背景を大きくいうと、2つあると思っていまして、一つは、一貫してずっと流れる企業の責任が重くなっているということ、もう一つはデジタル化の進展です。
例えば、コンビ二でパートさんが悪ふざけしたことで、それが、SNSで流れて大問題になったり、マクドナルドで中国の工場のチキンが下に落ちたのを平気で使ってたことが流れ、会社が危機に落ちたというようなことがありました。昔は、会社としては知らなかった、パートさんやOEM先が勝手にやったと言えば、なんとなく、許されたものが、会社の責任が重くのしかかってきたと言えます。
現に、ハラスメントの法令なども、より強化される方針だと聞いています。
でも、考えてみたら、言葉などは確かに時代によって、これは今言ったらアウトだなということはありますが、本質的には、社員や顧客を大切にしたり、経営者が会社がしたことの全責任を負うというのは前からその通りなので、なんら変わるものではありません。
ただ、昔よりも、それがナーバスになっているというのも事実です。我々も、よりオフィシャルな会社になっていかないといけないので、そういうものにも、気をつけてきたいと思っています。