PRESIDENT BLOG

2023.04.10 シュンビンのこと

エイプリルドリームに参加しました。

エイプリルドリームとは、PR TIMES主催で、4月1日に企業・自治体・各種団体・個人の夢を発信する新たな文化を提唱する運動です。これすごくいいなあと思いまして、シュンビンも下記の通り参加しました。ご覧になってわかる通り、「中小企業の社員の年収を倍にする」ということが夢なのですが、なぜ、それをしたいのか?というのをお話しします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000117643.html

前提は、このPR TIMESでご紹介した通りで、今、この物価高で生活が厳しくなる中で、社員の年収を上げていこうという動きが、一部、大企業(特に海外拠点もある大企業を中心に)で、おこなわれています。これについては、良いことだと思うのですが、中小企業では中々、これと同様にできないという現実があります。

それは、基本、付加価値が上がらないと社員の年収を上げていけないからです。(これは大企業でも同じかもしれませんが・・)なので、年収を上げる本質として、イノベーションを起こして付加価値を上げ、そのことで、永続的に社員の年収を上げていただきたいという想いを込めたつもりです。

考えてみれば、この日本の停滞は、それに尽きると思っています。イノベーションは、大企業よりも中小企業から起こるわけじゃないですか?日本経済が停滞しているということは、我々中小企業のチャレンジが不足しているということに起因しているんじゃないでしょうか?これは何も、いきなり、社会に大きい影響を起こすようなイノベーションではありません。少なくとも、社員の年収を上げれるようなイノベーションをすべての会社が目指して、そこに責任感を持ってやっていただければ、必ず日本は復活すると思っています。

私は、21年前に、究極の衰退産業を父から引き継ぎ、継いだ途端、売上が2年で半分になるような出来事がありました。そんな中、生きるか死ぬかの新事業を起こしました。初年度は大赤字で、自分の給与を下げて、なんとか社員の給与を上げていきました。それから良くなってきても、自分を優先せず、社員を優先してベースアップは必ずしていきました。

途中で、自分は生きるか死ぬかのリスクを負いながら、いったい何をやっているのか?という疑念がでてきましたが稲盛哲学に出会い、自分がやっていたことは間違いではなかった、つまり、自分の為でなく、社員や顧客のためにやっていたことは、それ自体に価値があるんだと悟りました。今から14年前ぐらいですかね。

そこからは、一切、迷いはありません。どんなことがあっても、付加価値を上げ、社員の年収を上げる、社員の物心両面の幸せのために、私も、会社も存在意義があることを知りました。そういうプレッシャーが、良い意味で、イノベーションにつながるんだと思います。

とはいえ、新しいことにチャレンジするというのは、自分も経験していますが、すごいストレスになります。それを私たちが事業として支援する、自分たちもそうすると同時に側面的に顧客の支援をして、顧客の中にいる社員の皆さんにも良い影響を与えて、顧客の社長に協力して、給与を上げていただく。そういうことをしていきたい。

そういう想いで、この夢を出しました。