中小企業向けにイノベーションを提供しようといている会社というのはないんじゃないかなと思います。そもそも、イノベーションというのは、経営トップが決めるべきもので、提供されるものではないというのが一般的です。

ところが、アメリカで、そのような研究がされると同時に提供を実践している会社があるとも聞いています。また、そのような会社がすごい成長しているということも聞いたことがあります。しかし、それも大きな拡がりではないでしょうし、大手企業の戦術的なイノベーションで、会社全体のイノベーションではないかもしれません。

私自身を振り返っても、例えば、シュンビンという会社がびんの洗浄という会社からイノベーションを繰り返し今があるということがあります。それを踏まえて、例えばあるコンサルタントが、同業の人に
『同じことをすれば成功する』（コンサルがいいがちなこと）と言われても、私は１００％難しいと思います。

それは、私と社員の個性、そのときの世の中の状況、数々の判断の中で培ってきたのものだからです。
違う道はあるとは思いますが、私たちと同じ道は歩めないと思います。これ、全く違う業界ですがイノベーションを起こして成功された方に、『同じような業種で貴社と同じことをしたら
成功すると思いますか？』と聞いたら、『１００％それは無理です。』と答えられました。

じゃあ、イノベーションを提供するなんていうのは無理じゃないか？ということですが、それは、ある意味正しくて最終的にはお客様がすべきことなんです。ですが、私思うに、初期の段階でキッカケや方向性を提供することはできるんじゃないかということです。最初のキッカケをつかむのに皆さん相当なご苦労をされていると思うからです。私もそうだったので・・

このようなことを提供するというのは、本当に難しいことですが、あらゆる企業の盛衰の中で最も重要なことだと思います。我々が、そのことで少しでも役に立てる可能性があるなら
チャレンジしたいと思っています。

また、そういうビジネスを私がイメージするということは自分たちでできるということでもあると思います。人間はできることしかイメージしないですからね。

お客様にイノベーションを支援することは、世の為人の為につながっていると思います。難易度は高いですが完成させたいと思っています。