『アフターデジタル』という本を、人の薦めで読みました。今後の世界がどうなっていくか？どういうふうに経営しないといけないかという示唆がたくさんある本です。

著者は、藤井保文さんというビービットというエクスペリエンスマーケティングをしているコンサル会社のアジア営業責任者ということで、まだ、お若いんですね。

特に中国においてのOMO（Online Merges with Offline）の取り組み状況などを教えていただいていますが、すごいですね。完全に日本はその分野において後進国になったなというのが感じ取れました。

OMOというのを直訳すると、オンラインとオフラインを融合するという意味なんですが、今までの社会は、オフラインビジネスが先にあって、それでオンラインビジネスを付加するという考えであったのが、オンラインを前提にして、すべてのUX（ユーザーエクスペリエンス）を見直す、創り直すということ。その前提にあるのは、ビックデータを持っているということ。ということでアリババの戦略も見えてきました。

確かに、この本を読んで圧倒はされましたが、我々がやってきたこともけっして間違っていなかったと思いました。

特に、コロナ後に新規事業として今後していくビジネスにおいては全くこの方向にそったものですし、ＩＴの事業をやってきてよかったと思いました。

それと、エクスペリエンスなどはデザイン思考的でもありますし、新しい時代においても、我々のこの方向性で間違いはないですが、もう少し、ミッションに向かって加速させていってもいいと確信しました。