いつもお世話になっております。
シュンビン(株)の塚本です。
コロナ禍でますます市場を拡大させたEC業界。
今まさに力を入れていきたい事業の一つではないでしょうか。
今回は、EC販売における付加価値をテーマにお話しします。
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
■ 人々は「体験」に飢えている
コロナ前はよく、ウィンドウショッピングを楽しんでいた、
という方も多いかと思います。
私もその一人。
今にして思えば、目にするものや店員さんとの会話から
新しい発見を得ることで、商品を入手する以上に、
買い物という「体験」を楽しんでいたのです。
長きにわたる自粛生活で、人々は今、
「体験」に飢えています。
そうした市場のニーズを汲み取る形で、
多くの企業が今、
「オンライン接客」の強化に取り組んでいます。
例えば、ビデオ通話やチャットを活用して、
1対1の接客を行ったり、
商品の魅力をライブ動画で配信するなど、
様々なツールを活用した手法が誕生しています。
買い物を「体験」として提供することで、
売上拡大を目指す企業が増えているのです。
■ ちょっとした工夫で体験を創造
先日、産直サイトで野菜を購入したところ、
箱の内側に、生産者さんによる
手書きのメッセージがありました。
「焼くと甘みが増して美味しいですよ」
ほんの一言ですが、一気に親近感が湧きますよね。
これも一種の「体験」です。
1対多数ではなく、「あなたに届けています」
という特別感や人のぬくもりを感じることができます。
オンラインで文字だけが行き交うコミュニケーションが
増えている時代だからこそ、
声や手書きのメッセージといった、
リアルな繋がりを感じる体験に、
人々は特別な価値を感じます。
高度なテクノロジーや高額な費用を使わなくても、
ちょっとした工夫や発想の転換で、
商品の購買を超えた「体験」という価値を
生み出すことができるのです。
いかがでしたでしょうか。
EC事業における付加価値の生み出し方として、
少しでも参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。