お世話になっております。
シュンビン(株)の山田です。
今回のテーマは、商品コンセプトです。
商品コンセプトは、企画段階では商品作りの指針となり
売場では商品の特長を伝える重要な役割を担うもの。
商品コンセプトの役割と作成のポイントをまとめました。
最後までお読みいただけますと幸いです。
■ 商品コンセプトとは
商品コンセプトとは、「消費者にとってどのような価値のある商品か」を
言語化したもの。
例えば、ダイソンの掃除機は
「吸引力の落ちないただ一つの掃除機」というコンセプトを掲げています。
これは、吸引力低下を理由に買い換えを検討している消費者に向けて
「今後、同じ理由で買い換える必要はない」と高い品質保証を約束しています。
また商品の企画・開発段階では、
耐久性に優れた「ただ一つの掃除機」と断言することによって
「どのような商品を目指すのか」を関係者間で認識を合わせる
合言葉としての役割も果たしています。
■ 商品コンセプトを作る3要素
コンセプトを定める際には
「誰に」「何を」「どうやって」の3要素から考えると
商品の本質的な価値をまとめやすくなります。
・誰に(ターゲット) :どのような人に向けた商品か
・何を:どのような困り事を解決するのか、どんな良い事が起こるのか
・どのように:どのような方法で実現するのか
この3要素のうち「何を」「どのように」の2点を的確に表現するのは
少し難しく感じられるかもしれません。
その場合は、消費者の日常に目を向けて
どのようなシーンで利用されるのか、イメージするのが効果的です。
また外部の視点を入れることで、新しい切り口が見つかることも多分にあります。
■ 商品コンセプトの伝え方
コンセプトは、キャッチコピーだけでなく
ロゴやネーミング、パッケージ等で表現することによって
商品の世界観を作り上げることができます。
語感やビジュアルによってコンセプトを体現すると
商品の特長を的確に伝えられるだけでなく
覚えてもらいやすく、認知獲得やリピート率アップにも効果的です。
本日は、商品コンセプトの役割と作り方についてお届けしました。
新商品を企画される際の参考になれば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。