いつもお世話になっております。
シュンビン(株)の山田です。
今回のシュンマガのテーマは、デザインリニューアルです。
リニューアルは、商品のライフサイクルを伸ばす大切なチャンス。
しかし、リニューアルの必要性や判断基準は曖昧になりがちです。
貴重な機会を最大限に活かしていただけるよう
リニューアル検討時に押さえておきたいポイントを3つにまとめました。
最後までお読みいただけますと幸いです。
■ リニューアルの目的を明確にする
「商品イメージを一新したい」「新しい顧客層を取り込みたい」
「販路開拓を進めたい」など
リニューアルご検討の背景には様々な理由があると思います。
また、リニューアルを進める過程で
「○○もできないか」「△△の効果も狙いたい」と期待は膨らみます。
ここで大切なのは、目的を1つに絞ることです。
何を達成できれば「リニューアルの効果があったね」と言えるのか。
共通認識を持つことによって、関わる人のベクトルが揃います。
■ お客様が感じる「知覚価値」を把握する
知覚価値とは、「商品の実際の価値」ではなく、
心理的・機能的価値も含めた「お客様が感じている価値」のことを指します。
これを知るには、消費者やバイヤーへのインタビューが効果的。
難しければ、営業チームに聞いてみるだけでも十分です。
「今、市場で評価されているのは何か?」聞いてみると、
自分たちでは認識していなかった「新しい魅力」を発見できることがあります。
特にリピート購入されているロイヤルカスタマーからの声には
リニューアル後も残したい商品の魅力が詰まっています。
■ 企業側が打ち出していきたい特長を明確にする
メーカー・販売元として、お客様にアピールしたい商品の価値です。
例えば、商品の原料や製法へのこだわり、競合商品との違い、
商品誕生までのヒストリー・作り手の想い等がそれにあたります。
数ある伝えたい価値の中から
差別化できる要素やターゲットに刺さる特長、共感を得られるメッセージを選定。
どの要素を訴求するかを決める際には
先述のリニューアルの目的と知覚価値が役に立ちます。
いかがでしたでしょうか?
商品パッケージやWebサイトのリニューアルを検討される際に
少しでもお役に立てば嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。