ご紹介事例：ブランディング、ロゴデザイン、パッケージデザイン

今回ご紹介させていただくのは、佐賀県を代表する食品ブランドを確立された株式会社シロれもん様の事例。パッケージリニューアルをきっかけに、地元・佐賀の方々に愛されるブランドづくりを実施させていただきました。

ご飯にかけて食べる肉味噌と、パティシエが腕をふるうプリンに注力されていたシロれもん様。商品、事業に対するこだわりをうかがい感じたのは、地元・佐賀への強い想いでした。
そこで、今後の事業展開を見据え “佐賀らしさ” を大切にしたブランドを創っていくことに。

市場リサーチや打ち合わせを重ね決定したブランド名は「がばうま」。
「がば」は佐賀の方言「がばい」の省略形で「すごい」や「とても」という意味。「がばうま」で「すごくおいしい」を表しています。シロれもん様の「佐賀の人にもっと知ってほしい」という想いを体現したネーミングです。

ブランド名では、商品ごとの特徴ではなく食べたときの体験・感覚を訴求。
これにより「がばうま」というブランドが消費者に認知され、肉味噌やプリンだけに留まらず、その後の商品展開がスムーズになります。

肉味噌とプリンは、同じ形状のビン、商品ラベルを用い、「がばうま」の大きなロゴと佐賀県のシルエットを配置しました。ロゴや形状を統一してオリジナルの世界観を醸成する一方で、味に合わせて色を変え、消費者を飽きさせないバリエーションの豊かさを訴求。結果として、消費者は「がばうま」ブランドを認識し、どこで見かけても「知っているブランドだ」という安心感と「次はこっちの味も食べてみたい」というワクワク感につながります。

また最初のご相談時から、シロれもん様は肉味噌、プリンの小売店での卸販売、初の実店舗となる直営レストランの出店を計画されていました。計画は着実に進み、ロゴやパッケージの完成後、2020年7月に直営レストラン「MOGUMOGUキッコリー」がオープン。オープン約2ヶ月で早くも地元の評判を集め、テイクアウトのプリンが1日200個売れることも。
さらに先日は地元テレビ局の取材を受けるなど飲食事業、物販ともに好調なスタートを切られています。

肉味噌は地元・佐賀のご家庭で食卓にのぼるほか、過去5年で3倍の成長を遂げ、今や5,000億円規模の市場となったふるさと納税の返礼品として、佐賀・みやき町を代表する名物になりつつあります。
当初掲げた「地元・佐賀の方に愛されるブランドへ」という想いを叶えるとともに、「がばうま」ブランドはご当地名物として県外の方へのお土産にも選ばれるようになりました。

さらに現在、ECサイトの開設準備中！
消費行動の変化により、改めてお取り寄せグルメが注目される現在。時代の追い風を受け、佐賀の新定番として県内外に広まっていくでしょう。

「パッケージしか頭になかったけれど、まさかブランドという手があったなんて」とはご提案の際、シロれもん様からいただいたお言葉。

「商品の認知を広めたい」
「ニューノーマル時代に沿った販売方法が知りたい」
そんな考えを抱かれている方は、ぜひ私たちにご相談ください。
大切な商品や熱意をこめた事業を、愛されるブランドへ共に育ててまいりましょう。

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