ご紹介事例：ブランディング、パッケージデザイン（ロゴ・ラベルデザイン）、建築デザイン

今回ご紹介させていただくのは、長崎県諫早（いさはや）市で日本酒やリキュールを製造されている株式会社杵の川（きのかわ）様。4つの蔵が合併してできた酒蔵様です。合併時に立ち上げて社名にもなっている日本酒の銘柄「杵の川」と、以前から継承しているブランドの位置づけをご相談いただいたのをきっかけに、「杵の川」のリブランディングをご提案。ブランド力強化に向けて、ラベルデザインや店舗デザインを一新することになりました。

社員全員の足並みを揃えるにあたり、まずは「ブランド戦略検討会」を実施。シュンビンがまとめ役となり、お客様と一緒に自社の強みや目的を徹底的に掘り下げていく会議です。会議を通して、杵の川様は地元で愛される蔵であり続けたいという思いが明確になりました。その思いを「よか人とよか酒を育む蔵」というキャッチコピーに込めています。

ラベルに載せる「杵の川」の文字は、地元の書道家に書いていただきました。弊社からは、長崎の名所である眼鏡橋をイメージしたロゴをご提案。二つを合わせ新しい杵の川のラベルが完成しました。ブランド構築で重要な一貫性を持たせるために、杵の川ブランドのラベルデザインを統一しました。

店舗の改装では、以前旅館に寄贈されていた眼鏡橋のふすまを活用。また、蔵に眠っていた古道具を再利用し酒蔵らしさを演出。ゆったり商品を見るスペースを確保することで、訪問客とスタッフとのコミュニケーションを増やし、ファンづくりができるお店になりました。

2018年11月には諫早駅前に「杵の川 蔵元直営きき酒処」もオープン。古民家を改装した飲食店で、店舗アドバイザーとして関わらせていただきました。店内は、日本酒を立ち飲みスタイルで楽しめる大人のオシャレ空間が広がっています。新しい顧客を獲得し、杵の川ブランドの認知度を高めるお店です。

杵の川様のブランディングで一番効果が出たのは「インナー・ブランディング」でした。インターナルブランディングとも呼ばれ、自社の社員に目指すべきブランドを理解してもらう活動です。ブランドを確立し、目標を定めることで社員の士気も高まり、これまで以上に想いを共有できるようになります。

実際に、杵の川様では酒づくりの方針を固めることで品質が向上。平成30年度福岡国税局酒類鑑評会での金賞等、様々な賞を受賞いたしました。社員の皆様からは「酒造りにかける想いがはっきりし、自信が持てるようになった」「杵の川の一員としてのベクトルが合い、モチベーションが上がった」というお声をいただいております。

シュンビンではお客様の売上を伸ばす方法としてブランディングをご提案しています。ブランドを確立し、社内意識を統一することで中長期的な成長が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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