JOURNAL
『代表津村の未来を創る事業戦略コラム』について
このコラムは、代表取締役である私、津村 元英が執筆しております。
衰退産業だった事業から、大きく転換した想いや、悩みなど
これまでの経験について、シュンビンの歴史の流れと共に、
お話しできればと思います。
ちょっとした何かのきっかけになれば、大変嬉しく思います。
経営者が最も社員に望むこと
経営者にとって、最も社員に望むことは、これだと思います。
社員が経営者意識を持ってほしい、
経営者である自分のように、数字を自分事として考えてほしい
ということ。
最近、弊社に訪問いただいた経営者の方に、
「どうすれば、社員があんなにイキイキと自分事して考えられるようになるのですか?」と聞かれます。
私も、23年前に社長になって、衰退企業を畳みながら、新しい事業をしてきた中で、
常にそれを思い、そのためのことを努力もしてきました。
それで、自分なりに思うこととしてお話しさせていただきます。
まず変えなければいけないこと
まず、その前に、経営者である、私たちの考え方の前提を変えないといけないと思います。
それは何か?というと、「そもそも、100%社長と同じ思いには絶対にならない」ということです。
冷静に考えればそうですよね。自分がサラリーマンだった時もそうだったはずです。
だから、社長のように経営者意識を持つということは本来デフォルトではない
ということなので、そうでないからといってイライラしてはいけません。
そうではなく、社員にそうして欲しいと期待して、少しでもそうしていただけるなら感謝するということです。
隠し事なくオープンにする
その心構えができたら、次は、数字をオープンにします。
オープンの仕方は、その会社の発展段階や業種によっても違うので、
ここでは話しませんが、大事なのは前途したように、社員に期待するということです。
そもそも、100%一緒にはならないが、でも、期待して、こちらが思いを伝えれば、
同じような意識に近づいてくれる、それはあり得るわけで、そのためには、
隠し事なく、自分の会社の現状と今後の展望などを共有しないとなれるわけがありません。
信頼で築く、成長の基盤
次に、一緒に努力して、成果が上がったら、必ず、報酬として上げるということです。
そんなこと当たり前と思われるかもしれませんが、例えば、長年赤字で、やっと新規事業をして成果がでて
トントンになったというときに上げれるか?ということです。
自分も初期にこういう場面に遭遇しました。しかし、私は、これで上げないと
社員がモチベーションを下げてしまうと思い、自分の給与を抑えてでも社員の報酬を上げてました。
これを3年続けてください。そうすれば、社員は、社長が言っていることは嘘でない、
努力し、成果が上がればそんなにたくさんではないが報酬を上げてくれるという信頼ができ、
社員はオートマティックにやる気をだしてくれます。自分が頑張ったものは自分に還ってくる。
社長の車や飲み代に変わるわけではない。ということです。
私がこれまでにあげたことは、社員からすれば当たり前のことのはずです。
小手先でなく、それを愚直に誠実にするということが、社員との信頼を強固にし、
それが結果的に、経営者意識の持つ社員が育つ土壌をつくることになります。
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